負担の少ない治療
CO2レーザーでの手術
当院では皮膚や皮下の腫瘤の摘出にCO2レーザーを使用しています。
動物も年齢を重ねるにつれて体表に色々な腫瘍や腫瘍様疾患が増えてきます。
当院では全身麻酔のリスクを考えて局所麻酔で皮膚や皮下の腫瘤を摘出します。
CO2レーザーの光線が０．７ｍｍ以下の血管を止血しながら蒸散や切開を行うためにほとんど出血することがありません。
飼主様が全身麻酔をかけてまで取りたくないと思っていた腫瘍でも表面が潰瘍化したり化膿してしまい来院される事がよくあります。
皮膚・皮下の腫瘤に関してはお気軽にご相談ください。
最新の超音波メス“ソノサージ”
体内に糸を残さない手術を可能にする最新の超音波メスのソノサージは、超音波のエネルギーで凝固と同時に切開ができる最新の超音波メスで、糸を使わず安全かつ確実な止血や切開（切除）を行うことができます。
去勢・避妊手術や出血の多い腫瘍摘出手術なども確実に止血し、また手術時間の短縮にもなる為、わんちゃん・ねこちゃんにかかる負担を軽減させることができます。
一般的な手術では糸で血管や組織を結び、体内に糸を残す方法が用いられていますが、体内に残った糸が引き起こす「異物反応性肉芽腫」という病気が増えています。
その「異物反応性肉芽腫」とは、去勢・避妊手術など無事に終わったとしても、数ヶ月後あるいは数年後になって、手術部位が赤く腫れたり、お腹の中にガンのような大きなしこり（肉芽腫）が出来たり、ひどい場合は皮膚に穴があいてしまうということにもなりかねない病気です。
この症状は、体内に残っている糸に、体が過剰な異物反応を起こした結果、起きてします病気なのです。
こうなってしまった場合、肉芽腫と残った糸を摘出するため再手術を行い、治療に当たらなければなりません。そこで当院では、体内に糸を残さない手術を可能にするソノサージを使用しております。
