金魚の病気について

2015年9月10日 木曜日

金魚の脱腸の手術

この度8月29日にらんちゅうの脱腸の手術を行いました。

どのブログで紹介しようか悩みましたがHP開設以来一度も更新していないこのコーナーにてご紹介させて頂きます。

金魚の脱腸はよくみかけます。

 



 
肛門と生殖孔の解剖学的な位置関係は肛門が生殖孔(卵管や精管)より腹側にあります。

この画像の魚の性別は生殖孔の形状から多分雄だと思います。

脱腸は系統によっては同腹で生まれた魚達に結構多発してみられるので遺伝的な素因がありそうです。

今回はらんちゅうのお仲間から脱腸の対処法を聞かれました。

チョッキンと切ったらいいのかな?

とのご相談でしたが・・・・・

分かりません。

ただ単にチョッキンと鋏で切って治している方がおられましたら是非ご連絡下さい。

ワンちゃんやネコちゃん達はチョッキンでは治りません。ワンちゃんネコちゃんの治療法はまたの機会にするとして・・・・


今回は術前に1日絶食させて麻酔をかけてCO2レーザーにて脱腸部分を蒸散しました。

 

麻酔から手術の動画ですクリックして是非ご覧ください

 

麻酔薬は10年前の物なので少し麻酔の効きが悪いのですが容量依存性なので量を多く使えばもっと効きます。

術後は抗生物質の入った飼育水で管理して術部も毎日観察しました。

術後9日目に肉眼的には完治しました。


 


術後9日目の横見ですが卵管のみが見えます。

 


 

同様に卵管のみが見えます。

糞の排泄状態も良好です。


脱腸自体は金魚にとって命に係わる病気ではありませんが鑑賞魚の使命である美観を大きく損ねてしまいます。

価値の高い個体であればあるほど手術も一つのオプションかもしれません。

CO2レーザーの詳細に関しては院長ブログで紹介しています。

興味のある方はこちらをどうぞ。


 

 


 


投稿者 石原

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