らんちゅうブログ

2016年10月25日 火曜日

来年の種魚パート1

今年もシーズン残りわずかとなって来ました。


各地の品評会の結果を日本らんちう協会のHPで見たり、

yutubeで入賞魚の動画を見たりと

自宅にいながら全国のらんちゅうの品評会を楽しむ事が出来ます。

便利な世の中になったものです。


しかし・・・やはり動画は動画です。

実際の魚はやはり生で見ないといけません。


今年は久しぶりに錦蘭会と西日本大会の見学に行きました。

会場は大阪の服部緑地ウォーターランドでした。


お昼時に会場に着きましたが、会場内の駐車場に入れたのにはびっくりしました。

数年前まではチャーターバスも数台止まっていましたが今年は見当たりません。

私が所属していた頃の賑わいは何処にいったのでしょう。


錦蘭会の分裂。

今なお多くのらんちゅう愛好家に大きな影を落としていますね。


さて今年の我が家の魚ですが、







今年もしどこかの品評会に参加していれば多分この仔を出品していたかな?

種というよりも品評会タイプの魚です。

尾付けが甘く夏場の高水温時には尾張りも弱く迫力不足でしたが水温が下がってから尾が張ってきました。



結局仕事の都合で思いはかなわなかったのですが、もし今年品評会に参加するなら玉野錦鱗会と決めていました。

玉野市は昔かららんちゅう愛好家の方々が多く、魚のレベルも常にメジャー級です。

さらに、私の家内の実家が品評会の会場とは目と鼻の先です。

さらにさらに、玉野錦鱗会には面識はありませんが是非お会いしてお話をしたい方がいらっしゃいます。


来年こそ是非参加したいものです。

その時は宜しくお願い致します。




上の魚ですが以前に紹介した粋な魚と兄弟魚です。

と言わなくても分かる程よく似ています。

変な柄です。

尾とお手手にしっかりと赤が入ればもっと良く見えると思うのですが・・・


我が家の魚は代々尾の色抜けがあり、最近はお手手の白い魚が多くなって困っています。

色の欠点はかなりの高確率で遺伝しているようです。


しかしながら来年の種魚もまた色の欠点のある魚を使わざるを得ません。

雄で良い魚はほとんどが色抜けです。

雌に至っては、雌の存在自体が希少です。

雌は雄に比べて成長が早く大きくなる筈なので

この魚は大きいから雌だろう。

と思っていた魚がことごとく雄でした。(追星確認)




 

 

現状、この仔が唯一雌の可能性ありかな。

お手手が白く尾も色抜けしています。

でもでかい!

太い!

ごつい!

なのです。

似た魚がいません。

目幅があり、目幅に近い背幅があります。

雌なら使いたくなる魚です。

雄なら?

雄種としては尾がもう少し大きく、もっと強く張っていないと厳しいかな。




 

 


 

 

横見と梶尾、裏皿、生殖孔ですが・・・

追星が出てないから雌の可能性ありと思ってたけど、

本当に雌かな?


ブログにUPした画像を見て改めて???です。

抱卵している様子もないし

これってどう見ても雄じゃないの?


詳細が分かればまた報告します。



今年のらんちゅう飼育で一つ手応えを感じたのは成長力のある遺伝子が加わった事です。

何故このような遺伝子が加わったのかは全くの不明です。

昨年と同じ親を使って何故こんなに違うのだろう?

やはり雌は3歳の方が良いのか?ってそんな単純なものではないと思いますが・・・・

そこがらんちゅうの奥の深い所ですね。


ところで問題のこの魚は4月6日生まれの中で一番大きい仔ですが、4月7日生まれの魚達はもっと大きくて成長力が半端ではありません。


今年の当歳魚の飼育スタイルは例年と変わらずに相変わらずの超密飼いです。

一番薄めた飼育環境でもぷら船180で20匹です。

水も痛みが早く、餌の量も制限されるために例年魚は大きくならずに11~12cm止まりでしたが今年は13~14cmに育っています。

かってに大きくなっています。


30年以上ブリーディングしていて初めての経験です。


魚の良しあしは別にして日らん全国大会では小さい魚は大きな魚には見劣りしてまず勝てません!



さらに大きくなる魚は二歳・親と楽しめます。


成長力がある系統魚!

それだけでも今年は全国大会に一歩近づいたかな???



 



 

 


投稿者 石原 | 記事URL

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