らんちゅうブログ

2015年3月22日 日曜日

大潮って本当にすごい

20日に紹介した産まなかった雌ですが、昨日見事に産みました。

人工授精で2~3000個位は採れたと思います。

大潮って本当にすごいですね!


 

雄親達です
 

赤勝ちの二匹は1号の親でもあります。

できれば真っ白な魚をメインにしたかったのですが、精子の出方がこの一匹だけ悪くて少し残念です。


昨日は1号の第1回目の水替えをしました。

自然産卵の授精率が少し悪かったのですが、1500~2000匹はいそうです。


 

 

昨日の水替え時の画像ですが、ピンボケです。
 


水替えをすると1日でグッと大きくなります。

今日は動画を撮りました。

 


 
曲がった魚が少なく、尾開きも良いようです。

週末はいよいよ選別です。




 

投稿者 石原 | 記事URL

2015年3月20日 金曜日

まっしろになりました

今日の産卵に向けてここ数日はあわただしい日々が続きました。

昨年の発砲スチロールによる人工授精と稚魚の飼育が結構うまくいったので、今年は自分の部屋のラックを使って発砲スチロール飼育をしようと考えていました。

自分の部屋を片づけるのは何年ぶりだろう?

この家が建ったのが~

22年前で~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かなり頑張りました!

ブログもUPしました。

あれもこれも準備ができていた筈でした。


そして朝6時に起床

産卵舟の覆いをはずして・・・・・

舟の中を見て・・・・・・

まっしろになりました。

産卵セットがありません。

なんと昨晩、病院から帰宅後に産卵セットをセットし忘れていました。

採りたい魚の一匹はほぼ卵を出し終えていました。

慌てて人工授精をしたところ2~3百個は採れたかもしれません。


もう一つの舟はシニアチームがあっち向いてホイ!状態だったので雌達も少し卵をこぼしている程度ですみました。

急いで寒冷紗と産卵藻をセットすると雌達は慌てて産み始めました。

取りあえず3腹を人工授精して、あとは自然産卵させました。

結局一番採りたい魚だけが産みませんでした。

冬眠明けが遅かった事もありますが、雄も雌もこの系統の魚からは子孫が採りにくいと数年前から感じています。




今回産まなかった魚。次の大潮で頑張ります!

 

 

四腹分の卵です
 

しかし今日はシニアチームがレジェンドでなくて本当に助かりました。

明日は1号の一回目の水替えです。

 








投稿者 石原 | 記事URL

2015年3月19日 木曜日

レジェンド

急に暖かくなって助かっています。

冬眠させたまま放ったらかしにしていた舟に3日前から赤虫を与えています。

今日は餌を求めて魚達が水面まで上がってくるようになりました。


6日の大潮で人工授精した卵は一つだけがカビましたが、残りは全て授精していて11日から12日にかけての夜中に無事に孵化しました。

自然産卵の方は受精率が低く50%位でしたが、こちらも同じ頃に孵化しました。


発泡スチロールの稚魚達


画像は17日に撮影したものですが、底を見ても奇形で横たわっている仔が一匹もいません。
500~1000匹位はいると思います。

さて、今日からまた大潮です、

二舟セットしました。

ひと舟は採りたい魚

もう一舟は産みそうな雌達。

冬眠から起こした時には雄だと思っていた魚?のうち6匹も雌になってしまいました!

しかも産みそうな魚もいます。

雄の数が少なくなり今回使えそうな雄の数が足りません。

そこで頑張って欲しいのが過去に種雄として使った事がある4歳魚と5歳魚。

そしてただ何となく残っていた2012年の当たり腹の兄弟魚(4歳)

雌5匹に対して3歳の雄三匹とお年寄りの雄三匹(合計雄6匹)。

滅茶苦茶な組み合わせですが、雄達は雌を追ってレジェンドとなってくれるでしょうか?


 


採りたい魚達です
 


産みそうな雌達とレジェンドになってほしい雄達です
 

取りあえず全部産んでもいいように発泡スチロールを7個用意しました。

でも・・・・

もし仮に・・・・・

産卵が始まったら・・・・・・・・

遅刻 するかも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 

投稿者 石原 | 記事URL

2015年3月 9日 月曜日

触発されて

一月の中旬の事です。

中部地方で頑張っておられる方から始めての電話。

冬眠明けをさせて一か月以上経つのに産卵しないとの事でした。

なんと気が早いと思いましたが、所属する会のベテランさん達は

もうすでに産卵させているとの事でした。

何回か電話でのやりとりがありましたが、

そのうちに、あれ?自分は今年どうするつもり?

今年の大潮は何時?

大潮さえも確認していませんでした。

今年は特に採りたい本命魚がいなかったのでらんちゅうに対する熱
意が冬眠していました。


4月に入れば例年のごとく神戸市獣医師会による

狂犬病の特別注射に出務しなければなりません。

平日の数日と一週目の土曜の午後か、1週目か2週目の日曜日

の朝からが担当になります。

その間は水替えも選別も出来ません。


自称らんちゅうのブリーダーの立場からすると

この時期のこの事業は、かなりきついのですが、

神戸市獣医師会所属の動物病院の獣医師としての立場で

考えると必要不可欠な立派な事業だと思っています。


えーとところで今年の大潮は・・・

3月は4日から7日までそして19日から21日。4月は2から4日。

3月後半の産卵だと選別の時期が出務の日に重なる・・・・

まずい!

じゃあ3月の初旬に採るか?

ていうか今から間に合うのか?

大潮の日を確認したのが1月24日。

その翌日、ゴム手袋をはめて8舟の青水の中に手を入れて手探りで魚を数匹掬いました。

やっと昨年3舟に分けていた3歳の種雄達の内の一舟が分かりました。

とても寒かったのでサーモスタット設定は8.5℃からのスタートとなりました。



2月15日

 
この魚は1月31日に起こした種雌明け三歳魚ですが、起こした時から画像のような病変がありました。

床直ししてヒーターを8.5℃から徐々に上げてゆき2月4日には初給餌を行いました。

次の水替えが2月15日でしたが、病気が治っていなかったので発砲スチロールに入れて治療を開始しました。

水温は15℃

人体用の抗生物質を1種類使って薬浴させました。

松かさ病には治験して効果があった薬です。



治療薬の投入

2月17日には赤虫を1片(もともと食欲はありました)

以後も一日一回赤虫2片を与えています。


 

2月18日



2月20日

 
薬浴5日目に水替え(を行い再度薬浴を開始しました。


3月1日 

 
3月1日に確認したところ病変は消失していました。

治療中にお腹も柔らかくなってきたので3月4日の大潮の初日に雄とセッティングして予定通り

3月6日に産卵しました。

雄は5匹使いました。

雄は起こしてからの日数が少し足りなかったのでセッティングの時には精子を確認出来なかった仔もいましたが、

本番では頑張って精子を出していました。

雄の中には雌の兄弟魚が二匹いたので数百個位は
人工授精で兄弟掛けを行い、後は自然産卵させました。

卵の数は少なかったですが、よくぞ産んだって思います。



人工授精分(私の部屋)

 
人工授精分は昨年と同様で私の部屋で孵化を待ちます。

エアーストーンが発砲スチロールを激しく振動させて激しい騒音を出します。

自分でやっている事ですが、床に就く時にうるさく、時々ムカッときます。

耳栓で少しましになります。

 

 

 




 

 













投稿者 石原 | 記事URL

2015年3月 5日 木曜日

昨年の闘病

昨年は4月20日に水替えの遅れからブログでも紹介していた3月16日産まれの本命の稚魚達を病気(多分エロモナス病)にしていまいました。


雌親は産卵が激しかったせいか産卵翌日には養生用の舟で死亡していました。

種親を失っているので何とか病気を治して種用でも残れば・・・・

そんな思いで治療を始めました。

魚の病気の治療は徹底的な隔離と、使用した手指や器具をイソジンで消毒しなければなりません。

一舟の魚の病気の治療が原因で自分の魚を全て失った経験を持っている方も多いと思います。


病気の治療に大変な労力を使い約一か月の期間を経てなんとか半数程の稚魚が生き残りましたが、

治療に塩を併用した事もありほとんどの魚の尾は捲れてしまいました。

それでも何とか種魚にでも・・・・

そんな期待もあって隔離しながら飼育を続けましたが、むなしい結果となりました。

3か月に渡り3回の感染試験を行いましたが、3回とも見事に感染して5日程度でパイロットフィッシュ達は死亡しました。

痛恨の極みですがその稚魚達は諦めました。

長い間ブログの更新も出来ずに昨年の事を一気に書く事は出来ないのでボチボチと書きます。

さらに今年は昨年の二の舞にならないように治療薬の開拓も進みました・・・・かな?


今年の出発はどの舟にどの魚がいるか分からないという所からです。

というのもいつも毎日付けていた筈の飼育ノートの記載が10月2日で途絶えているからです。

多分異常な寒波がきて一時冬眠状態になった(魚が?私が?)からでしょう。

11月頃か12月頃か忘れたけれど日曜日で丁度珍しく朝の診察がない日で暖かい日で・・・・

一つしかない空き舟を利用して冬眠準備の水替えをおこないました。

魚達を次から次に違う舟に移動させなければ作業がはかどりません。

ちゃんとノートに書いておかないと来年困るよ・・・と思いながら疲労から朝まで眠ってしまい。

翌朝はすでに記憶が定かでは無かった!

という事だけは鮮明に覚えています。


つづく







 

投稿者 石原 | 記事URL

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