らんちゅうブログ

2017年7月12日 水曜日

鰓ブタに肉

4号ママは昨年の秋にはそこそこの頭つきになりましたが、

頭が出る前に鰓蓋に肉が付くタイプでした。

全く忘れていて種魚に使ってしまいました。

今年は10腹採りましたが、それぞれの子供達は
メス親の特徴

が怖いほど出ていました。


当たり腹かと思っていた4号ですが

鰓蓋に肉が付いてバランスが悪くブサイクになってきました



この3匹はそれぞれ特徴があるので撮ってみました。


素赤の魚は現状では典型的ないもらんちゅうです。

言い方を変えると色気のないダサイらんちゅうです。


白勝ちの魚は赤の入り方が好きなタイプなので目に付く魚ですが、

かなり色抜けが進んできました。



長手の魚は先述した鰓蓋のせいでがい骨のような風貌です。


この3匹は100×110のFRPで飼育している49匹の中の3匹です。

飼育状況ですが49匹に対して朝の5時に冷凍赤虫を70かけら与えます。

昼すぎに同様に赤虫を42かけら与えます。(朝の6割)

夕方4時に同様に赤虫を35かけら与えます。(朝の5割)

そして中二日で新水で水替えをします。



 

動画をどうぞ
 

上の魚の3日後の3匹の様子ですが、もうすでに変化があります。

白勝ち更紗は肩近くまであった赤が腰だけになり

尾の色抜けも進んでいます。


この3匹がどの様になってゆくのかはまたご紹介します。


(がい骨さんはそこそこになるかも・・・・・)
 

突然ですが、水替えの方法

人それぞれ水替えの方法は違うと思いますが、

私は最近こうしています。


魚を移す舟に多い目に水を張ります。

ハイポを入れます。

氷を入れたりお湯を足したりして水温を合わせます。

塩素チェッカーで残留塩素をチェックします。

洗面器に古水と魚を移し移動する舟に浮かべたり横に置いたりします。

水温を合わせた水を魚の入った洗面器に入れては出しを繰り返し

古水を割っていきます。

ゆっくりと時間をかけても魚達にある程度の水当たりは起こります。

そろそろ水合わせが終了に近づいた時に移動する舟に

バイオシークスルーXを規定量より3割程多めに入れよく混ぜます。

再度洗面器の中にバイオシークスルーXの入った水を入れていきますが、

水当たりを起こしていただろう魚達が急に元気になります。


魚達がバイオシークスルXで元気になったのか

バクテリアを餌と思っての普通の行動なのかは分かりません。

ただ以前よりは水替え初日の餌食いは良くなったと思います。

投稿者 石原 | 記事URL

2017年7月 3日 月曜日

大きくなっていません。

すっかりご無沙汰しておりしております。


稚魚が多すぎて手が回らず魚の成長が滅茶苦茶遅いです。

昨年よりも約1ヶ月近く成長が遅れています。


種雄として期待した三匹の雄達をメインで使った3月前半の4腹は

尾にくるいが多く脱落してゆく魚が目立ちます。

魚の太みと頭が魅力で使った雄達でしたが、

初期の選別でもうすでに撥ねられているかもしれません。

血を受け継いだ仔が残っていれば今後好転すると思うのですが・・・


それに比べて3月後半に採った数腹はくるいの少ない魚が多いです。

使った雄は全く期待していなかった魚です。


決して無難なのが良し!

とは思っていません。

問題は今が良くても将来化けるかどうかですから。


今年の出来はさっぱり分かりません・・・・・・。


目に止まる魚はまだ出てきていません。






画像の魚達は7号です。

この仔達の雌親は昨年のブログでしゃいな魚として紹介しています。(動画

昨日まで一つのプラ舟に91匹入れて育てていました。

正直、詰込みすぎて殺してしまわないか不安でした。

やっと昨日二舟に割る事が出来ました。

これで成長の遅れを取り戻せるでしょうか。


まだまだ色変わりしている魚は少ないですが数匹撮影しました。

 



 


先日東京のHさんから近況報告がありました。


「針子で貰ったのは残らなかったけど、卵で送って貰ったのはいいね!!!」

「頭がいいね!!!青仔の段階で頭が四角になるタイプだね。」

「太さもあるね!!!」

「尾が特にいいね!!!ふわっとしてて。」

「〇地さんの尾に似てるなあ~。」

「色変わりしているの見るとほとんど赤だね。」

「品評会用? 」

「間違いなく出来るよ!!!もう7センチもあるからね。」

「今度喜楽の研究会に使うかもしんない。」

だそうです。

我が家ではHさんに送った9号舟と8,9,10号のMIX舟が同時にタイタニックになり

どちらを救うという究極の選択の末、9号を諦めました。


Hさんの所で大輪を咲かして貰いたいものです。


頑張れ!9号
 

 


投稿者 石原 | 記事URL

2017年4月12日 水曜日

桜が綺麗

4月12日

桜が満開です。

今年は開花が遅かったのですが、

なかなか散らずに綺麗です。

病院の前から自宅(車で2分程ですが・・・)まで

見事な桜並木ですよ!


育英高校前です
 

家の近所
 

車で下ってゆく坂道の前方の景色は圧巻です。

幸せ~な気分になります。


さてさて前回紹介した3号ですが、

 

 


こんな感じで私の部屋で成長しています。

選別を二回行いましたが、屋内での選別は暗くて難しいです。

 


不良魚を撥ねたばかりの魚達ですが、拡大すると不良魚がまだまだ残っています。
 



これは撥ねないといけません
 


この魚のサシはまだ肉眼では分かりにくい
 

選別はこの時期だとボールに一度に200~300匹くらい掬って不良魚を撥ねていきます。

選別は時間との闘いなのでとにかく悪い魚を猛スピードで撥ねていきます。

最初は1秒で2匹は撥ねます。

撥ねる魚を探さなければならなようになってきたら選別のスピードが落ちるので、次の200~300匹の選別に移ります。

ひとたび水替えを兼ねた選別を始めるととにかく時間内に終わる事が最大の目標になります。


それよりこの動画を何度も見て違和感を感じました。

非常にショッキングです。

そろいもそろって、って感じです。

まあ今回のブログのタイトル通りですね。

まさに満開!!!

ってらんちゅうの場合はけっして嬉しくありません。


次に5号の本命魚の毛仔ですが、孵化時に栄養失調状態でした。

諦めていましたが泳ぎ出したのでゆで卵の黄身を越して与えました。

 

ガーゼを重ねて使います
 


動画をどうぞ
 

卵の黄身は軽くゆすってこせる程度の粒子でいいと思います。

与えすぎないようにだけ気を付けましょう。

すぐにブラインシュリンプを与えるよりも私は黄身の方が好きです。

毛仔達もすぐに元気になり一回り大きくなりました。

成長が楽しみです。



 

 


投稿者 石原 | 記事URL

2017年3月30日 木曜日

おすそわけ

3月30日

今回の大潮では6匹の雌をセットしました。


昨日(29日)、最後の2匹が産卵しているところです。

この舟では前日に肩の白い小さな魚から採卵しています。

もう一舟と合わせて4腹採れているので、今回最後の雌達でした。


稚魚のシュリンプ生活が始まったのに加えて連日の産卵だったので

28日はさすがに疲れてしまって採卵後産卵藻もそのままででした。

28日は稚魚以外の魚達は餌抜きになってしまいました。


最後の2匹の採卵はどうでも良かったのですが・・・・。

起きるのも遅かったし・・・・・・。

でも産む時は産むのね。


この産卵風景を見ていると採らずにはおれんでしょう。


採ってお友達の東京のHさんに半分送ろう。


この雄達は今回の産卵から使った魚達ですが、凄まじい精力でした。

精子は絞る必要がなく腹を押しただけで飛び散っていました。

白く糸を引く感じではありません。

卵と混ぜ混ぜする必要もありませんでした。

卵の周り10cm位に灰色のもやがかかる感じです。

手絞り分の受精率は限りなく100%に近いし、

まだ最終確認はしていませんが、自然産卵分の受精率もかなりなものです。



前回の産卵の1~4号の稚魚達ですが、

二日目に産卵した3号と4号が当たっています。

3号と4号には我が家の中では生え抜きの雄達を

全て掛ける事が出来ました。

4号のママはコブリ系でなおかつ4尾ではなく桜尾ですが、

どんな尾になるか楽しみです。


画像の魚は3号です。

適当にボウルで掬って動画を撮りました。

選別でどの位減らせるか自信がありません。

皆さんならこのうち何匹残しますか?



数千匹の2号



当たり腹の3号



昨日採った10号受精卵数千個(受精率ほぼ100%)
 
これらをHさんにおすそ分けしました。


また2週間後には大潮が来ますが・・・・・・・・。

その前に選別地獄が始まるので常識的には・・・・・・。

というか、もうすでに、間違いなく、常識から外れています



出世払い分譲!先着順!


とかやればいいのだろうけど・・・・

何をするにも時間が無い。

 

 

 

 






 

 



投稿者 石原 | 記事URL

2017年3月16日 木曜日

受精卵の観察画像

3月17日

仕事に使っているカメラで受精卵を顕微鏡撮影してみました。

水中で撮影をしているとすぐにレンズが曇ってしまいます。


 

受精後4日目の画像です。(16日撮影)

よく見ると背骨もできているようです。

水温が18℃でうまく管理できていれば5日目から孵化が始まります。

 



見えますかー?
 

リンゲルを使っての人工授精3日目の受精卵と無精卵の画像です。

受精卵は発眼しています

白く見えるのは無精卵です。

自然産卵になってしまうと無精卵の比率が多くなり目立ちます。

受精卵は見えにくく受精しているのだろうか?

と受精卵を見つけるまでは不安な日を過ごします


発眼している卵をそこそこ見つけると、ほっと胸をなでおろします。
 


 
話は前後しますが、

今回の産卵の1日目はお気に入りの雄達の精子の出が悪かった為

に手絞りに加えて、一部リンゲルによる人工授精をしました。

リンゲルによる人工授精はダマになりやすいですね。

私が単に苦手なだけかもしれませんが・・・


無精卵にはカビ(水生菌)が生えます。

カビはどんどん受精卵にも広がり受精卵を死に追いやります。

卵がダマになっているほどカビの被害はひどくなります。

カビの発生を抑えるために今回はメチレンブルーで消毒しました。

卵の入った発砲スチロールに直接薄めたメチレンブルーを入れるだけでも良し。

今回は産卵の翌日に水替えを兼ねて卵の消毒をしました。

水温を合わせたカルキを抜いていない水に市販のメチレンブルーを2滴入れました。

卵の付着した寒冷紗を移動させて終了です。




4日目の受精卵です。

3日目とほぼ同じ場所を撮影してみました。

水生菌の発生は認められません。

 


孵化を翌日に控えて孵化舟へお引越しさせました。(16日)

手前の寒冷紗は手絞りによる人工授精の卵です。

奥の寒冷紗がリンゲルを使った人工授精の卵です。

今回は手絞りの方がリンゲルを使うより受精率が高かったです。

もちろん使った精子の状態も違いましたが・・・

 



手絞りによる人工授精卵(弱拡大)

手絞りによる人工授精卵(強拡大)
 

発眼した卵は可愛いですよね。


お約束はできませんが機会があれば精子の受精能(受精可能な時間)

について画像で検証出来れば・・・

と考えています。


準備が大変なんだよな。



 

 

 

 

 


投稿者 石原 | 記事URL

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